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妊娠・出産

6/2 4:58 出産を終えました。2時間ほど分娩室で様子をみて、お手洗いを済ませて部屋に戻ってくると、赤ちゃんの居ない部屋はまだ静かでした。「ゆっくり寝て、午後から赤ちゃん帰ってきますね。」と言われ、休息をとることにしました。夫も寝不足でぐったりしていました。自宅ではプーチーが朝ごはんを待っているので、そのためにも夫は一旦帰宅しました。

夫が帰宅した後、1人で病室にいると何だか変な感じでした。出産を終えたけれど、赤ちゃんもいなく、体もそんなに疲れていないけど、ソワソワした感じだけありました。8時に朝食が来るので、それまでに1時間ありましたけど寝ることはできず、歯磨きをしたり、お茶を汲みにデイルームという部屋まで行ったりしていました。おしもが痛くて歩きにくかったですが、その程度はできる余裕はありました。めざましテレビのじゃんけんもする余裕も見せていました。

朝食が届き、お腹が空いていたことを思い出し、全て有難く頂きました。すると、ホッとしたのか1時間ほど眠っていました。

目を覚まし、ぼぉっとしてしまっていました。あぁ・・・航くんを産んだんだなぁ・・・と思ったときでした。涙がボロボロ出てきました。不安で張り詰めていた緊張が解けたのか、航くんが産まれてきた喜びなのか涙が止まりません。5分ほど涙を流した時、ちょうど妊婦検診の担当をしてくれていた助産師さんが部屋に入ってきました。すると、また涙が・・・「今頃出産した実感が出てきましたぁ。産むまで怖かったです。痛かったし。」と、担当助産師さんに告げると、「お産に立ち会おうと思ってましたけど、お産が早く進んだのを聞いて間に合わないと思ったので立ち会えなくてすみませんね。頑張ったみたいですね。すごい頑張って歩いたりしてたから、お産がスムーズにいったんだね。その分痛かったのかな。」と声を掛けてくれました。

担当助産師さんは、20週以降の妊婦検診で毎回お世話になっていました。私の通った病院は、妊娠20週以降は医師の許可があれば助産師外来で助産師による心音チェック、計測、エコー、内診、妊娠相談など1時間かけて行ってくれます。異常があれば、すぐに医師の診察を受けることができるようになってます。あくまで問題のない妊婦に限るそうです。私は、担当助産師さんとはその20週以降ずっとエコーで航くんの成長を見てきて一緒に喜び、妊娠線の予防や妊娠性痒疹、会陰マッサージなど妊娠についての相談をしていました。出産の時も休みでも立ち会いますと言ってくれていました。とても親身になってくれて、信頼のおけるいい助産師さんでした。そんな助産師さんにまた労いの言葉をもらうと安心して、またまた涙でした。出産には立ち会ってもらうことができなかったのですが、心配したらしく仕事が休みだったにも関わらず出産後に部屋まで来てくれました。頭が下がります。

少し深呼吸をして気持ちを落ち着かせました。入院期間は4泊5日。その中でちゃんと出産できたお礼を言わなくっちゃと思い、お産のことを振り返りながら、涙を流しながら、お礼の言葉を伝えました。まぁ、ほとんど自分の反省でした。いざ出産になると精神的なもろさで出てしまい、お産についてくれた助産師さんに頼りっきりだったことを謝罪し、そんな私に笑顔でゆっくり時間をかけて付き添い、深呼吸や腰をさすってくれたりしたことに感謝しました。また、何よりも誰もが初産だから時間がかかると思っていたお産がスピード出産になったが、的確に対応し安心感を与えてくれたことに感謝しました。聞くと、赤ちゃんを取り上げてくれた人は助産師3年目だったそうです。わたしがいきみたくなったタイミングを逃すことなく確認し、お産へと誘導してくれました。お産の途中で心音が下がった時も、医師に連絡し早めに医師同伴での出産となっていたそうなんですが、原因はへその緒が首に巻き付いていたそうです。そのため4分ほど航くんがしんどくなったそうですが、出産後すぐ産声を上げたので問題なく経過したそうです。ホントに感謝に尽きます。ありがとうございました。

そんな話を30分ほどすると、私の気持ちにも整理がついてきて、また眠たくなってきました。また休息をとり、午後から沐浴されたわが子と面会となりました。小さなわが子はかわいかったです。

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2013年6月13日 8:53 PM | カテゴリー:妊娠・出産 | コメント(0)

子宮口全開となり、車椅子で分娩室に行きました。心の中では、「ベッドからベッドに歩くことなく行けたらいいのに・・・。」と思っていました。

分娩室に着くと、排尿しているか尋ねられ、個室へ移動したときに済ませている旨を伝えベッドに横たわりました。すぐに内診したり、点滴をとったりしました。点滴は2回失敗されましたが、陣痛で私の体がよじれたことも原因だったと思います。不安でパニックになるかと思っていましたが、分娩室に入ってからの方が私の精神状態は落ち着いており、助産師さんに「点滴、ここでもいいですよ。」と声をかけられるくらいでした。不思議なものです。助産師さんが3人部屋におり、夫も付いているからなのでしょうか。

分娩室でも陣痛は強く、横向きに寝ていると、右隣についている助産師さんに抱きついてしまっていました。そして、助産師さんの言うがまま呼吸を整え、何度か目の陣痛時、赤ちゃんの頭らしきものがぐい~っと降りた感じがしました。思わず、「あっ!! 下に下りました。」と言ってしまいました。助産師さんも「そうですね。下に来ましたよ。それでは仰向けになりましょう。」と、誘導され仰向けになりました。

仰向けになった次の陣痛は、また更に痛みを増してましたし、今までと違い何かが挟まっている感じでした。すると、「今、痛いのといきみたいのとどっちが強いですか。」と聞かれ、「あっ! いきみたいっ!!」ちょうど、そう思ったところでした。「いきんでいいですよ。」と声を掛けられ、えっ!? いきむってどんな感じなの!? うんちする時みたいにしたらいいの? 疑問に感じながら踏ん張りました。力の限りと思いましたが、いまいちコツを掴めていなかったので、いまいちかと思っていると、「その調子っ!! 上手上手。」と助産師さん。あんな感じでいいの!? もう少しいけるよと思い、呼吸を整え次の陣痛で・・・と思っていると、さっきまで聞こえていた赤ちゃんの心拍が急に減ったように感じます。あれあれっ!? 大丈夫!? しんどいの!? と頭の片隅で思っていました。その後すぐに来ました。陣痛です。おへそを見るように頭を軽くあげ、歯を食いしばり、踏ん張りました。下腹部の方がまたまたグイグイ~っと通っていく感じがありました。それを更に2回くらい繰り返すと、「頭出たよっ!! 力抜いてっ! ファファファ・・・。」言われるがままにファを連呼しました。すると、出てきました。赤紫のような赤ちゃんがっ!? そう思った瞬間、「おぎゃ~」小さな産声でした。意外とすぐ出るんだぁ、最後あんまり痛くなかったなぁ、心拍下がってたけど大丈夫かなぁと、産まれた喜びがなく冷静に吸引や酸素濃度を図る機械を取り付けられているのをみていました。夫もぼぉーっとしていました。何だか実感がなかったみたいです。赤ちゃんの処置を見ていると外が明るくなっているのを見て、この時初めて時計を見ると、朝の5時前でした。入院から5時間弱での出産でした。スピード出産でした。

6/2 4:58 体重2800g、身長48.1cm。

赤ちゃんが出た後、胎盤がでます。助産師さんが引っ張り出したみたいで、ぬるっと出る感じがありました。それと同時に後陣痛開始です。しかし、出産のときに赤ちゃんを取り出しやすくするために、おしもにはさみを入れていたので、それを縫合する処置があり、痛みがあっても足を動かしたり出来ずでした。また、その縫合がチクチクして・・・陣痛の痛みを思えばと言いますが、それはそれです。「出産後2時間は、ここで経過観察します。」と言われ、そのままベッドで横になり、後陣痛に耐えていました。

赤ちゃんは、一通り計測など終えると抱っこさせてくれました。その時も喜びの涙は出ず、想像してたより小さいし痩せてるねと結構冷静でした。夫も出てきた赤ちゃんが紫色で少し引いていたそうです。二人とも涙なく赤ちゃんと対面し、自分達の赤ちゃんが出てきたことに不思議な感じで分娩室を退室しました。全く実感がなかったんですよね。あまりにも早く出産となったからなんだろうか。

その数時間後、出産の喜びが湧いてくるんですが、まだ5時間ほど先となります。

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2013年6月12日 4:56 AM | カテゴリー:妊娠・出産 | コメント(0)

6/1 23時に「パチンっ」と音がして破水をし、かかりつけの病院に入院すると、すぐに処置室に案内されました。時間はちょうど6/2 0時でした。

ベッドに横になり、NSTという赤ちゃんの心音とお腹の張り具合をみる機械をお腹に当て陣痛をチェックです。「40~50分ほどこれをつけて様子をみて大部屋に行きましょう。初産なので、出産までは平均的に18時間かかりますよ。」と助産師さんに言われ・・・「じゃぁ、今日中に産まれるかも怪しいってことっ!? 何てこった。長期戦だな。」そう思い、付き添ってくれた夫にお水を頼み、NST中付き添ってもらうことにしました。

今まで陣痛が不規則だったが、NSTをつけてからは規則的に大体9分間隔くらいで陣痛が来ていました。しかし、強さにはばらつきがあり、これが毎回同じ強い張りとなればお産へとつながるとのことでした。この時までは陣痛は生理痛くらいの痛みで、余裕で構えていました。陣痛の間、赤ちゃんに産まれておいでと気持ちを込めて、「頑張れ、頑張れ、航くんっ!」と言ったりしていました。

1時間くらいたった頃、助産師さんが様子を見に来てくれる直前くらいにびっくりするくらいの痛みが急にやってきました。「なんじゃ、こりゃ~っ!! 今までと違うっ!!」体がよじれ、目の前にあった点滴スタンドを握りしめてしまいます。1分くらいでおさまりましたが、きつかったです。これがこれから10数時間かかるのかと思うとゾッとすると思った時、助産師さんが来ました。NST上、さっきの陣痛中に赤ちゃんの心音が下がったため、もう少し長くNSTつけて様子をみますとことでNST延長です。

そこからが痛みとの戦いでした。毎回の陣痛に体がよじれます。時々、「あ~」と声が出ることもあります。NST着け始めは陣痛間隔が9分くらいでしたが、どんどん短くなる感じが自分でも分かります。7分、5分・・・あれっ!? こんなに陣痛間隔短くなるの早かったっけっ!? 夫にも確認してもらうと5分間隔でした。それに気付くと、段々不安になってくると同時に陣痛の痛みがどんどん増してきました。もう夫が支えでした。陣痛の度にさすって貰ったりして、痛みを軽減できなくても心の安心は得られました。それほど不安でした。不安は更に痛みを増強させます。体をよじってもどうしても痛く、我慢しても「ん~~っ!!」と声がでてしまう。「これで大部屋に行くと、まわりの方に迷惑だから個室にしてもらおう。」そう決めたとき、助産師さんが様子を見にきてくれました。すると、「個室に行きましょうか?」と。「夫がずっと付いててくれるっ! あ~良かった。」と何度思ったことか。

陣痛のおさまったところで、歩いて個室へ案内されました。時間は正確ではありませんが、入院から2時間弱だったと思います。個室にいってからも陣痛は強くリラックスなんて1秒もできませんでした。助産師さんから「リラックスしないと、赤ちゃん降りてきませんよ。陣痛ない時はリラックスしてくださいね。痛みが我慢できなくなったら、ナースコールしてください。」そう言われ、部屋を出て行きました。「リラックスなんてできないよ~次の陣痛が怖いよ~。」と思ってると、夫が喉が渇いたからジュースを買いにいくと言われ、「2人でこの水飲も。どこも行かんといて。」そうお願いしました。1人で陣痛に耐えられる自信は全くありませんでした。こんな状態が長く続くと夫もしんどいだろうなぁと頭のどこかで思っていても、自分の不安に負けている私には夫の存在が頼りでならなかったのです。

リラックスが必要と聞いてから、夫が「肩の力を抜いて。眉間の力を抜いて。目の力を抜いて。」と体のパーツの力を1つずつ抜くように声を掛けてくれました。ヨガの死体のポーズの時と同じようなものです。夫の声に従い、私は肩や眉間、目、口・・・と力を抜き呼吸を整えました。すると、さっきまで陣痛の間隔が5分もなくハァハァしていたのに、自分でもびっくりしますがよだれを垂らしそうになるくらい眠りに落ちそうでした。その時ちょうど陣痛が来ましたが、さっきより痛みはましに感じました。それを3度くらい繰り返した頃です。何かが下腹部の方でグーッと動くような感じがしました。すると、今までの陣痛より更に痛みが増した陣痛ですっ!! これは、ナースコールだと助産師を呼びました。すぐに助産師さんが来てくれ、診察すると子宮口全開。「お産になりますので、車椅子で分娩室に行きますよ。」と言われ、分娩室です。あれっ!? もう産むの? まだ外暗いよと思ったのだけ覚えています。時間なんて見る余裕はありませんでした。

次は、出産です。

 

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2013年6月11日 10:17 AM | カテゴリー:妊娠・出産 | コメント(0)