1月2016
分娩室に入ってから1時間ほどは、2～3分ごとに陣痛は来るものの大きさにばらつきがあり、子宮口全開はこんな痛みじゃないよなぁと結構余裕で息子と夫とおしゃべりしながら、お茶を飲みながら談笑していました。しかし、もっと早く進んでもいいよ～私もう準備できているよと時計を見ながら、「まだかなぁ。私の予定だと産んでてもいいんだけど。」と夫と話ししたりしていたのが9:30すぎの分娩室入って1時間弱が過ぎた頃でした。
今日の私のお産の担当は、入院中からお世話になっていた1年目のTさんとベテランのKさん。入院中に夫が1年生は少し・・・と言っていたエピソードがあったけれど、もう2回目のお産で結構余裕があった私はKさんもいるし大丈夫だと、分娩室で挨拶した時に思いました。そのせいで内診は2回されたけれど、2ヶ月半もお世話になったから、私で勉強してくださいと分娩への意気込みも高まったように思います。
時計を見てまだかなぁ～と思っていられたのも10:00過ぎまででした。リラックスしないとBABYが降りてこないということを前回のお産で学んでいたので、分娩室に入ってからは深呼吸、全身の脱力、赤ちゃんが出てくるイメージをしながら待っていて、10:00すぎに内診され、この時に子宮口9cmだから順調に進んでいることを告げられました。それなのに、私ときたら「え～まだかぁ。少し痛みが強くなってきたし、なんだか頭が降りているような感じだから、もう全開だと思った・・・リラックスが足りないね。じゃあ、少し横向きになってもいいですか。」と右横に向いて陣痛を待とうとなりました。
すると、今までの中でもダントツで痛みが強い上にいきみたくなるような肛門を押されるような痛みと圧迫感っ!!!!!
これ、これ、これ～～～～っ!!!
「痛い～出そう～。」と大きめの声で言い、助産師さんに伝えました。
本格的にお産です。上向きに体を戻し、おしもの消毒開始と同時に助産師さんが5人くらい集まり、赤ちゃんの受け取りの準備など始めました。
いよいよだぁと私も意気込みましたが、やっぱりこの時の痛みは忘れていました。毎回の陣痛がめちゃくちゃ痛く、陣痛が和らいだ瞬間に無痛分娩にすれば良かったなぁ・・・そんなこと言ってももうダメだし、産むしかないっ!! この痛みに負けたらダメだっ!! 強気でいかないとっ!! Don’t be afraid!!! と自分に言い聞かせ、陣痛に合わせて深呼吸をしていきむ。これを隣でついて私に声をかけてくれていた助産師のOさんの声に合わせてやっていると、何回目かで・・・
ばっしゃーーーんっ!!! 破水です。
びっくりするくっらい飛びました。その勢いでエイリアンでもでてくるような感じでしたが、息子はまだお腹の中でした。そして、何人かの助産師さんを汚したのは確実でした。しかし、1年目のTさんは顔に私の羊水が目の近くに付いているを見ましたが、それをぬぐいもせず赤ちゃんの頭の出てくるのを確実に捉えているようでした。この時のTさんに感動していた夫が横にいたそうですが、そのことに待ったく気付かず、私はいきんでいました。
その後も何度も何度もいきみましたが、力が入りません・・・踏ん張っても踏ん張っても足に力が入らない。2ヶ月半の入院で自力で外来受診もできない私がここでやはり力を出せるわけもなかったんです。何度も何度もいきみ、前回は5回もいきんでいないのに・・・なんて思いながら頑張りました。途中でいろんな人が応援しにきてくれて、最大であの分娩室に8人以上は助産師さんがいたかと思います。どこをみてもお世話になった助産師さん。前回は夜中で3人の助産師さんが取り上げてくれたけれど、今回は聞こえる応援の声は大きく感じました。それが私の弱弱しいいきみの原動力にもなっていたと思います。痛みはどんどん強く、もう頭が出たんじゃないのというような感覚があったので、「頭出た? え～まだなのっ!? うそ～。」と何回言っただろう。もっと頭を上げて力入れなきゃと頭を押してくれていた夫と助産師さんの力を借り、頑張って身を起こしながらいきむこと数回。
ぬ～っと頭が出た感じっ!!! と同時に『出たよ～! 力抜いて!』の助産師さんの声。少しホッとしていたけれど、あれっ肩から先が出ないの? 前はそのあとはファファファで出たよ～～～ と言われると思っていると、「もう1回いきんでっ!!」 えっまだっ!? 言われるままにいきむと・・・
でたーーーーーーっ!!!!!
すぐにBABYベッドに運ばれ、処置されていました。涙が1粒出たのち、息子を見ると・・・
あれっ!? 結構まるまるしてない!? 1人目の時は結構痩せてるって思ったのに・・・あれっ!? もしかして大きいの!? と思っていると、やはり大きく37週で産まれたのに、数日前の妊婦健診で2800gって言われていたのに、3336g、51.1cm。2ヶ月半の入院生活でりっぱに育っていました。それと同時に、やっと終わった、これでもう・・・私達はちゃんと産めたんだぁと嬉しかったです。疲れたけれど、とってもとっても嬉しかったぁ・・・。
この後すぐ後陣痛で苦しめられ、涙を流すことになるとは知らず喜んだのを覚えています。
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1/20 6:30頃起床し1人で朝ごはんを済ませ、コタツで息子と夫の起床を待ちながらテレビを見ていました。7:00頃コタツで横になっていると、骨盤のあたりでバコッと音がしました。んっ!? 何? もしかしてBABYが骨盤に頭がはまったのかなぁ・・・経産婦はそうなるとお産だって助産師さんが言ってたのを思い出し、陣痛来たらすぐに病院だなぁなんて思いながらテレビを見ていました。
7:00過ぎに息子と夫が起きてきて朝ごはんを済ませたあたりの7:50です。いつものようにお腹の張りがあり、・・・それに伴って下腹部に痛みがかる～くありました。そんなこと今までになかったし、張った時のつっぱった感じでもない。これって陣痛じゃないのっ!?と疑い、夫へ。もう1回痛みがあるかどうか様子をみて、もう痛ければすぐに病院へ行こうということになりました。切迫早産だったし、経産婦だから出産は早いと聞いていたので、もう遅れちゃいけないと焦ってしまいました。すると、8分後です。やっぱりお腹の張りとともに痛みありですっ!! すぐに病院へ連絡し、昨日入院準備を済ませていたスーツケースに洗面道具などを詰め込み、診察券、母子手帳、財布を確認して準備を整え、タクシーを呼びました。息子も夫も一緒にと思っていましたが、息子が・・・「アンパンマンみる～。お母ちゃんバイバイ。」と手を振ってきました。うそっ!? 一緒に行かないのっ!? 私1人で行くの～と思いましたが、入院中にお産のシュミレーションはいっぱいしたから大丈夫と自分に言い聞かせ、スーツケースを持って1人で病院に向かいました。
病院に着くと、朝の電話で言われたとおりに外来の受付で名前を言って診察受付をしました。これで待っていればいいかぁとイスに座ろうとすると・・・息子の時の担当の助産師さんがいました。あれっ?と思っていると、『今日は自分の妊婦健診なんです。陣痛ですか?』と声を掛けられました。陣痛だと思う子宮収縮と痛みが10分切っていることを伝えると、処置室に入って行き、朝一番に来ていた後輩の助産師に『先生を待たずにあなたが診察して、分娩室に案内した方がいいよ。今歩けるうちにしてないと、急にだめになるからね。』と助言してくれました。そして、診察。子宮口4cm、破水してもおかしくない状態らしく、すぐに産科病棟の分娩室に案内されました。この時は5分を切る陣痛でしたが、痛みにはまだまだ序盤のような感じでした。
分娩室って子宮口が全開になってから入るものだと思って少しいいのかなぁ・・・と思っていましたが、『大丈夫、すぐ産まれると思うよ。』と来る助産師さんが言うので安心して服を産褥用に着替えてベッドに上がりました。この時で8:45くらいだったかなぁ。
息子と夫は外来で助産師さんに診察中に来て、一緒に分娩室に上がりました。結局、『アンパンマン見る～』と言った息子は、その後すぐにお母さんと言って泣いたそうで、準備して病院に来たそうです。よかったです。アンパンマンに勝って♪ この時の息子はまだいつも通りでした。
次は分娩です♪
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36週6日。退院後初の受診です。一応妊婦健診ですね。
推定体重:2800g
子宮底長:36cm
腹囲:92cm
体重:+7.8kg 前回より+1.4kg
蛋白尿:- 尿糖:- 浮腫:-
タクシーで病院へ行き、歩いて診察しにいくつもりでしたが、100mも歩いていないのにしんどい・・・。そして、後ろの方に『車イスお持ちしましょうか。』と声をかけられてしまう・・・。情けないと思いながらももう受付前に車椅子に乗り、検尿を済ませて受診待ちしました。仕方ないよね。日々お腹が大きくなるけれど、2ヶ月半のリハビリは自宅の2日でできるわけないんだもん。
そして、久しぶりの外来での診察です。先生は、体重は少し大きいかなぁと言いながら修正し2800gにしていたので、実際はもう少し大きいかもしれない。羊水が異常ではないけれど、多めということで色々エコーで先生がチェックをしていましたが、特に問題もなかったみたいです。
一通り終わり、またタクシーで家に帰りました。帰ったら、すっごくホッとしました。だって、今日を乗り越えたら、明日からは正期産なんだもんっ! 2ヶ月半頑張って入院して点滴したんだから、やっぱり正期産がいいよね。
退院後すぐに出産の入院準備をしなくっちゃと思っていましたが、体の重みやらでなかなか手をつけれずにいましたが、そろそろやっておかないとなぁと思い出しました。
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